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NLP四方山話 其の十三 『お気になさらないで下さい』

11月にはいり朝晩は肌寒いですが、日中は少し和らぎますね。そうでない地域の方は冬の準備中でしょうか。


肌寒くなると、温かいものも食べたくなりますよね。そんなわけで、先日ラーメン屋さんに入りました。このお店で見つけた1枚のPOP 『お母さんへ』。読み進めると、「子供が汚しても店員が片づけるので、ゆっくりしてね」っということのようです。うん。ありがたいし、気持ちよい心配りと感じます。お店の人、ありがとう。


そこで気付いた一文。

・テーブルの上や席の周りの汚れ等を一切お気になさらないで下さい


心配りの文なのですが、”気にする” と言う前提が隠されているようです。お店の人が意識的にそうしているかはわかりませんが、お気付きの通り、無意識にうったえる文面ですよね。(ミルトンモデル:否定命令文)


無意識的にお客さんが片付けてくれればお店は助かる。お店の人が片付ければ、お客さんから感謝される。どちらをとってもお店にはプラスです。


このような暗示文、私たちはあちらこちらでよく目にしています。


「いつもキレイに使って頂きありがとうございます」

キレイに使ってくれることが前提です。

実際、「汚すな」と掲示するより効果があるそうです。


「○○○教授 おススメ」 何かのためになりそうな感じがしませんか。教授がよいと言っている、権威者の引用でもあります。


このように私たちの脳は無意識下で暗示、隠喩を受け取っています。


ではこの無意識にアプローチする事で前に進む力が得られたら、より良い結果を引き寄せられたら、どうでしょう。そんな風にも思いますよね。


そこで、「私はできる」


声に出して言ってみましょう。文字にして目につくところに貼ってみましょう。日々の日常で「私はできる」がふっと浮かんできたらなにか良い結果をもたらしてくれる力になるかもしれませんね。




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