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NLP四方山話 其の十九 『メラビアンさんが行く』

執筆者の写真: 鈴木 雅之鈴木 雅之

カウンセラーは定期的にカウンセリングを受けた方がよいといわれます。そこで私も先日、学びを含めてある体験セッションを受けました。


1時間ほどお話を聴いて頂いたのですが、どうもしっくりこない。


みなさんはこんな経験ありませんか。「あれ、いま伝わっているかな……。」

今回の私の体験はこんな感じです。お相手が話を要約してくれたけど、どうも少し何かが違う気がする。「こういうことですよね、〇〇〇」「......はい、まぁそんな感じですかね。」合ってるんだけど、何かこう、しっくりこないのです。


これ、実はお相手が自分の世界観(心のメガネ、フィルター)をもって自分の言葉(態度)に言い換えて(変換)しまっているときなんです。


例えば同じような表現でも 「しんどい」と「疲れた」は違いますよね。「しんどい」のであって、「疲れた」ではないのです。


人はそれぞれ、自分の世界観をもっています。それは、人生を歩む上で必要なものですし、 なくてはならないものです。そしてその世界観は一人ひとり違います。これまで歩んできた人生が違うのですから、当然と言えばとうぜんのこと。だから、その方の「しんどい」は「疲れた」ではないのです。


言葉以外にもこんな事もありますよね。

自分は悲しい気持ちで話しているのに、お相手がにこやかに聞いている。

自分はまっすぐに話しかけているのに、お相手は横を向いて聞いている。

自分は小さな声で話しているのに、お相手の声はやけに大きい。

自分はゆっくり話しているのに、お相手はとにかく早口でまくし立てるように返答する。

言葉そのものではありませんが、見た目やその態度(雰囲気)が違うだけでなにかこう、しっくこない。受け止められていない気がする。自分の存在を認められていないように感じる。


もうお分かりですね。


メラビアンさんの言われる、 視覚情報55%、聴覚情報38%、言語の内容7%にも通じるお話です。


前回お話した、人は変化を嫌う。それは本能的に危険を回避したいから。だから、自分と同じ=安心 と感じます。


では、円滑なコミュニケーションのために、見た目、雰囲気、内容 を どうすれば良いのか。お気付きの通り、お相手の真似をすることです。「相手のバス停までいく」という言い方のほうがしっくりくる方もいるでしょう。


まとめます。 円滑なコミュニケーションの第一歩 『お相手の真似をする』(見た目、雰囲気、内容※言葉の表現のしかた)

意外に簡単。

関係性のよい方から試すことをおススメしますが、お話が止まらなくなる可能性もあります。また、真似すぎると逆効果になる事もありますから、ご注意を。さりげなく、ふわっと、さらっと出来るようになりたいですね。さらに詳しく、具体的にどんな風に?

次回「ゆけ!ラポールくん」をご期待くださいね。




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